1. 九寸名古屋帯 地機織り 草木帯 企画:北村陵

    図案 一品好 第一弾 九寸名古屋帯

    上部の管が槐と胡桃とカテキュー
    下部の管が槐の鉄媒染
    桃色が思川桜
     

    図案では、やや黒目に近い部分、ヨコの茶3本ラインの中央は茶を使いわけている。

    結果は肉眼判定が難しいものとなっている。タテの茶ラインも同様である。

    同じく思川桜のラインも密かな隠し味のようになった。

     

    一品好 草木帯第一弾 

    地機織り 九寸名古屋帯

    一品好 第一弾 草木帯 九寸名古屋帯

     草木帯 制作

    制作履歴(1)染め

    制作履歴(2)糊つけ

    制作履歴(3)糊つけ

    帯 制作4

    帯 制作5

    帯 制作6

    帯 制作7(地機織りはこちら)

     

     

    過去参考記事そのいち
  2. 櫟(くぬぎ)楢(なら)樫(かし)栗(くり)などの冬に落葉してその落葉を集めて多量かつ

    豊富な染料とし、媒染はいたってシンプルに錆びた鉄くぎや土中にふくまれる鉄(鉄分)その

    もので染めあげた<紺色>や<紺黒色>などが日本人女性の色とよぶにふさわしく、こういった

    冬におちる落葉と鉄で染める色を  つるばみ色 とよんだ。また、石炭を鉄の代用品にする

    ことで茶褐色に染まり これを ふし色 とよんだ。つるばみ色が女性の色であり男性の色は

    ふし色となった。代表的な色はたしかに存在する。今回における草木という天然染料を用いて

    試したかったのはこうした伝統美の再現ではない。女性がふと、晴れの日に選ぶというまず紬

    の本来の需要が極めて乏しい分野にとりかかり、また帯の糸は一本で繊細な質感を出すのでは

    なく、二本のあわせ糸をつくった。これはよこいとの話である。

    九寸名古屋はあわせ糸のほうが布地にあつみがでるのであわせ糸のほうが適している気がする。

    またクルミ、カテキュー、エンジュの三つから配合させたり、

    単色にしたりして、サンプルをつくり出した。染色は尊く、茶と濃い茶は肉眼での識別は、

    遠目では区別できない。またタテ糸に思川桜の糸を使い、エンジュの黄色のなかにまぎれこま

    せたのであるが、作者の意図とはうらはらに、桜色が黄色のなかに赤みが強く出たのである。

    まだかきたいことも多々あるのであるが、第一弾がひとまずできあがり、第二弾の帯で改良

    を重ねる予定である。

     
    染め 伝統工芸士 大久保雅道 氏

     

     
    伝統工芸士 北村初雄 北村道子