染色投資2017.1.

茨城新聞社がはじめて染色組合の活動をとりあげ、ここにきてようやく私の言っているのがまんざらでもない、みたいな記事にもみえなくもない感じになった。染色見本は莫大で数万もの色見本、と新聞社が活字にした頃、はったりではなかったのか、って、だからそのペースで気がついていたのでは、現場では遅いんです。はじめてきて最初はただの空間も形をなしてきて、染色組合、そうはさせん、ワシもなんとかその研究、自力でおいついてやるという野望も見え隠れ。さて、染色投資といいつつ、もはや染色より染織ではないか染織投資ではないかとも言われそうだが、200冊の資料を集めるのにコンビニ夜勤で1年半であった。

約5年おきに産地の年間生産反数は半減していて2016年で1000反前後、このままの衰退では、幻の織物になってしまう。2011年は2000反であった。2021年は500反になるだろう。さらに深刻なのが、この生産数を卸商という問屋の組合の頭数で平等分散した場合、月に10反しか産地問屋に手織りの本物の結城紬しかないという現状であり、問屋はどのような対策をするのかに注目があつまる。賃貸などの安定のある問屋は紬業の収入をあてにしていないかもしれない。問屋の投資術に差が出てきている。手織りを強調しつつ、機械織物の結城紬を入門用と称して売り上げをカバーしておぎなっているのが想像に難くない気もする。後継者はもう見栄をはれるほどえらくはないが、問屋は一向に生産者と上下関係にあるかのような口ぶりだがいまや労使関係にすらなく威厳は全く感じないし、そもそもよこつながりを強化すべきではないだろうか。結城紬といいつつ、紛い品を売りつける商法は時代にあわなくなっているので私の後継者不足の心配よりそういった商売方法の問屋が私よりはやく終わりをむかえるかそれもしれないし、灯火である現状からすると手仕事について生活できているだけありがたいものかもしれない。私は50才まではこの仕事を続けたいがもはやそれも、わからなくなってきている。夜勤アルバイトはもうしたくないが生活にかかわるレベルになればそんなことは言っていられないしサイトも維持できない。

本場結城紬染色組合理事長 稲葉安四郎氏の見解1 2018年動画

 

同 見解2 2018年動画

2018年4月4日改訂

一方で草木染めに歴史のない本場結城紬は化学染色に依存しすぎたのはいうまでもない。名品と呼ばれるものは国立博物館が保存しているがそれらも基本的には本藍染とはいうものの、実は絣糸だけ化学染色である。当時の最高スタッフに位置していた野村半平氏はここですでに嘘をついている。それがもし本藍染であれば今の本場結城紬は絣も染めも化学染色にする必要などない。実のところ、こんなことをいうと角が立つが、染色というのは、自分の染めたものを化学式でかけるくらい詳しくないといけないがこのことを誰一人指摘してない。これは草木染が盛んな時代の出版物を読めば一目瞭然としている。山崎和樹さんをいつか小山の指導所が講師としてよんだ時があった。彼はその事実をつきつけなかった。なぜなら、自分が草木染めをやっているのに化学染料による化学染色と化学式は結局のところ同じです、と立場的に言えないものがあった。そもそもそれではなぜ今の時代に草木染めのようなまわりくどい古代染色をしているのか、というといが出てしまう。すでに本場結城紬の職人は光堅牢度(ひかりけんろうど)という極めて専門的な部分に着眼していて、ひかりや太陽光に1000時間以上さらしても変色しない技術を完成させている職人のプロ集団である。産地問屋は態度がもっとわかりやすい。彼らは講師のギャラが50万円クラスの講師の時の講習会しか参加しない。実は彼をよぶことは間違えではなかった。なぜならあくまで生産者を援護する講師をよぶのは当たり前であり最良の選択なのである。私はせめようとは思わない。ただここにきて産地問屋のやっていることは実はかたすかしであるというのがよくわかる。生産者まして伝統工芸士を一人として社員にしていない。ここが弱点である。あくまで金づるにしか生産者を思っていないことはリーマンショックではっきりしている。ピンチの時に手をさしのべなかった。2018年4月4日改訂

湯通しのプレス機2016動画

湯通しはプレス機を使え 動画2016年

湯通し2016年およそ70年前製造のプレス機が動く

湯通しについて書くところがなかった。再生数こそ少ないが今2018年は上記リンクの柳田さんは高齢で廃業している。今となっては貴重な情報動画だ。二度と現役の姿は撮影できない。

日下田 正 講師 講習会の様子

染色投資のはじまりはこちら2013年

染色についての課題

稲葉紺屋と大久保紺屋と化学の世界

北村陵 修行と企画(自腹でデザインを考えるについてと商品化)

1考え抜くためのトレーニング 格子柄と九寸名古屋帯という条件を作る

2天然染料のみ使用する

以上の条件をクリアしたもののみ商品化

 (北村 陵)

商品化 九寸名古屋帯 草木染本場結城紬

一品好 第一弾 草木染九寸名古屋帯

一品好 第二弾 第三弾 草木染九寸名古屋帯

 


上記、色見本といい布のサンプルも集めるようになったが、本来欲しいのは、染色の配合データを集めるべきであるが、草木染めもやるようになっておぼろげに染織資料集めの意味もでてきた。化学染色の粉は高額で化学の粉も無駄かと思うほど資金が流れた。

2014年下半期地獄日記
ホームセンターにいけば、蛇口がホースと通常の用途のアイテムはあるし探すとあるものである。

染色投資過去はこちら
2017.7.染色設備動画 

2017.7.染色 化学染色の羽釜動画

2017.9.化学染色についての動画(見学対応)

化学染色ではなく草木染の場合:
草木染の場合ですが、媒染剤をそろえることと寸胴等を充実させる必要が有ります。寸胴や羽釜はなるべくアルミではなくステンレス製にしましょう。媒染剤がよりよく活躍しやすいのはステンレス製のものです。天然染料である以上、草木染めはしっかり染色しても、色が変化したり色落ちするというのをしっかり消費者に説明したうえで理解ある消費者にのみ、草木染めの結城紬の作品を販売するようにしましょう。説明がしっかりしていないとトラブルの原因になります。羽釜(はがま 結城では和釜 わがま ともいう)は41cmから43cmの口径(専門店でないと特注オーダーになってくる)のステンレス製にすることで結城紬一反分を一度に染めることが可能ですので羽釜は値段がありますがそこも考慮しましょう。ステンレス製であれば媒染剤の影響を受けないので草木染めにも化学染色にも使用できます。私は、インド茜、ヤシャブシ、桜染めなどからはじめて、それらはインターネット環境次第で十分要点を調べてデータ化することが可能であることがわかりました。上を目指すと一生涯極める世界ですが初心者向けの染色資料、たとえばキッチンで染められるというような本から参考に業務用にきりかえていきましょう。草木染めであれば極力、自分で栽培できるものは育てましょう。除草剤や維持費でトントンになりますが草木染めはそもそもこだわりの世界です。工夫次第で伐採の業者と手を組み染められる廃材を引き取ることもできます。桜やヤシャブシなどは私は苗から育てて結構なでかさになっています。注意点は、どんな状況でも投資金を回収できないという点をふまえてから染色投資をしましょう。染色投資は赤字の世界ですので長い目でみて無理のない無駄のない適切な距離感をもつことが大切です。

現在2017.9.ですが、たとえば結城紬の証紙ですが、これは染色組合員が染めたものである必要がでて私はその組合員ではないので私が染めたとしてその場合、証紙がつかないのです。これはシステムが染色投資中で変わったので本当にどうにもならない問題になりました。つまり、証紙を重要視する消費者にはプロがいるうちはプロに依頼するしかありません。さらに、生産は本場結城紬織物協同組合員のもとでないとなりません。本場結城紬とは登録商標ですので、条件を満たさないと本場結城紬となのれません。よくここを勘違いしている方がいますがたとえ本場結城紬とまったく同じ条件で生産しても本場結城紬を織っている、などとはいえず本場結城紬ではなくただの結城紬です。プロは60歳以上というケースが多く、自分で染められる環境をととのえた、というところで中断しています。今後染色事情はどうなっていくのか私にもわかりません。4つ5つくらいの組合がまじわっているため新しいルールやシステムにどんどん変化するためよめないのです。予測して投資や戦力強化してもそんなはずではなかったというのは日常茶飯事なのです。自腹をきってはじめてきがつくことで私はひどい目にあったなと思うのです。