格子柄に絣

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前回述べた記事(格子柄に絣1)の続きです。

格子柄にヨコ絣ということで、たんざくAとBを用意し、中央でクロスさせます。糸のヨコの並びですが、たんざくAのみでBがない場合は、絣、地、絣、地、絣、地と交互に絣と地が入ってきます。しかし、たんざくAとBをクロスさせたので地がたんざくBの絣に置き換わり、絣A、絣B、絣A、絣B、絣A、絣B、という具合にヨコの並びは変化します。そうした基本の糸の並びがかわることがあたまにあると設計は正しいということになります。設計図案の重要性ですが、設計図案を軽視している方は織物の仕事に向かないと私は思います。それくらい重要なのです。結城紬での設計図案ですがこれは以前、紹介した記事があります。こちらをみていただいて(設計図案の記事)も糸の並びを先人が考えてつくり、織物は設計図案で8割がたその仕事が決まるくらい重要です。 

左の参考図はタテ、ヨコともに糸の太さがまったく同じという例で正方形をつくりだすイメージです。この簡単な参考図でも、あながち図案はイメージしているものを具体化するために、重要だと気がつくと思います。(参考図ですのであくまで例です。実際はこれほど単純ではありません)

格子柄に絣ということでみてきましたが、いかがでしたでしょうか。格子柄に絣があるというケースは格子柄の織物の9割がた、ありえないと私はいいましたが、あとの1割はどんなケースでおこるのかを書いておきます。 

①いちまつ絣(参考記事
②雨絣を入れたまれなタテ縞からつくった格子(参考記事
③タテヨコ絣かタテ絣かヨコ絣を混入したまれな格子(参考記事