貝紫幻想 芝木好子 著 貝紫(かいむらさき)という染めから京都の実在する職人をモデルに描かれていく昭和小説である。近親の男女を主題に長編の作品がつくられていく。貝紫の染めにあこがれる男とその熱にひかれていく女は互いに近親の血での恋愛と知りながらも、そのタブーをくずそうとする。はばむものおおかれ、染めの世界にみせられて幻の貝紫染めをおいつづける。 北村 陵 北村織物