日本色彩文化史 前田千寸 上村六郎 監修 正倉院、京都、奈良、大阪、兵庫といった数多くなどの旅を重ねて、古代染色の遺品を検討し、適正と思われる技法を探り試験染めを行ったという実布は巻頭に収められている。監修の上村六郎氏は、前田千寸氏と古代染色についてともに二強を切磋琢磨し、ときに解釈が異なる染色解釈も多かったが、この前田千寸氏の生涯をかけて大成したという名著は、染色資料や著書に厳しい論を展開し、批判されて嫌われているようであると、自分が酷評なので仕方ないという上村氏も絶賛し、二強古代染色家がタッグを組むという歴史的染色資料である。 北村陵 北村織物