<本場結城紬(重要無形文化財)の特徴と大島紬の違い>
1 <本場結城紬>
| *地機(じばた)で織るために、糸に小麦粉で糊をつけますが、長く着こなし洗い張りをするたびにこの糊がとれ、だんだんと光沢を増し、毛羽もとれて風合いが良くなり体に馴染んできます。 |
| *地機で織るために、タテ糸が織手の腰にくくりつけてあり、タテ糸の張力を自在に調節でき、(ヨコ糸を打ち込む時にだけピンと張り、それ以外はゆるめておく)手紬糸をいたわりながら織る事ができるために、結城独特の風合いに織り上がります。 |
| *糸そうこうで下糸だけを吊って、上下させながら織るために織ったあと微妙に縮む作用が出るそれで布をいっそうきめを細かくし、結城特有の風合いをつくり出します。 |
| *一般の織機はヨコ糸の打ち込みは筬(おさ)で行ないます。結城は筬でも打ち込みが杼(ひ)でより強く打ち込むために、目のつんだしっかりした布に織上がります。 |
| *結城紬に使用される手紬糸は、(本場大島紬で使用している生糸ではなく)真綿(まわた)を人がつむいで糸にしたものです。このため軽く、温かい特徴を持っています。 |
| *染料は藍染め等、天然染料も使用しますが、ほとんどが堅牢度(けんろうど)の高い化学染料を使用します。 |
大島紬はAの糸、見えにくいですが生糸を使い、よりのかかった光沢のある糸である。それに対して結城紬は繭からセリシンをぬいた手紬糸を使用している。
大島紬は結城紬と作業工程数はほとんど変わりなく先染めで、結城紬の約10倍近く生産されています。また織機が違います。
メディアでは、大島紬のイベントを紹介している。本場結城紬は、どこかで信用を失ったため、紹介されません。織元には責任がない。<第三者から>
最近、本場結城紬の証紙、この証紙自体、張り替え詐欺のリサイクル情報があり、ネット販売時、北村織物はその危険性度も把握し、検討。
織り機、手織りという作業になるのであるが、ここで<たかはた>、<じばた>
に織り機が全然違う。ここが重要な情報である。<じばた>は本場結城紬の織り機で極端に複雑な作りで覚えも困難である。
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| 高機<大島紬、石下紬の織り機> | 地機<本場結城紬の織り機> |
| 高機は様々な形式がある。卓上の織り機もこれが原型である。筬の数や座高、形式は様々。<本場結城紬の織り機ではない。>結城では手紬糸の可能性として帯を織る時などに使用する。証紙の義務化が常識となり、織物教室ではよく見る織り機。指導者や織れる人口も多い。すぐに織れる様になる。地機より手軽に織ることができる。 | 本場結城紬の織り機。昔から続く織り機で日本最古の織り機。反物は必ずこの織り機で織られる。その他、この地機(じばた)で織られた帯は帯が紬であり、地機織りとなると、デパートでは帯だけで80万円くらいする。今まで、問屋(じもと)から受注のスタイルをとっていたが、ネット化とPCの技術向上により、図案を作成できるようになった。それは北村織物のような小さな規模の機屋(はたや)には追い風になった。高機に比べ、指導者も少なく、織れる人口も少ない。2008年末、工賃が合わずベテランの織り子が増々激減。織り機の道具屋も産地で1つか2つしかない状態で道具の作りの後継者不足の声もある。 |
| 大島紬と結城紬の違い |
| 大きな特徴の差として糸があげられます。大島紬は生糸、結城紬は手紬糸を使用します。織り機は大島が高機、結城紬が地機です。そして絣の作り方も違います。それに染色も大きく違います。大島は泥染、結城は化学染料、藍染め、です。どちらも先染めです。柄は大島のほうが一般的には派手といわれ、生産量は大島紬のほうが遥かに生産量があります。後継者の不足の面ではどちらも深刻ですが、結城紬のほうが高度なため後継者が育ちにくいと言えます。 |
| 古いものについて備考>紬の古いものとなるとリサイクルで購入という形になるが、特に結城紬の場合、なかなかでてこない。地機織りは特に長年着ると光沢もでて伊風合いになり手放す人が少ないことと生産が大島より少なかったことにある。逆に大島は高機織りで生産量も多かったので、運が良ければ見つける事も出来るかもしれない。 |
<独自研究参考表>
| 紬 | 結城紬 | 大島紬 |
| 糸 | 手紬糸 | 生糸 |
| 初期からの光沢 | 無し | 有り |
| 後期着こなし光沢 | 有り | 有り |
| 織り機 | 地機 | 高機 |
| 国の重要無形文化財指定 | 有り | 無し |
| 後継者不足 | 有り | 有り |
| 糸自体のねじり<撚り糸がどうか>昔 | 無し | 無し |
| 糸自体のねじり<撚り糸がどうか>今 | 無し | 有り |
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| <上記、石下紬写真>分解、糸の質という点で石下紬は機械による手紡糸(てぼうし)という糸を使う。手紡糸は人の力ではなく繭から機械で糸を作り、タテ、ヨコと使用する。織り機は高機。作業工程もほぼ同じで、本場結城紬に比べ、高機織りのため織る時間を極端に早く出来ることが売り手の利点。ゆえ、価格も安く、反物で2万〜10万円くらいの織物は石下紬であるとおもってもらってほぼ間違え無い。安いゆえ、需要もある。売り手は結城紬という表示から石下紬という土地柄や名を入れて売ればいいのである。結城郡織物。 |
| 特に生産者には分かるが、一目で本場結城紬か石下結城紬か見分けがつきにくくはある。糸の違いが一番の違い、織り機の違いである。すぐに織り上がる高機と遅い地機。キモノにかける予算によって変わってくる。 |
糸の種類
| 絹糸(けんし) | 生糸(生糸) | 一個の繭から1000Mの糸ができる。 |
| 絹糸(けんし) | 真綿 | 蚕の繭の繊維を引き出して真綿を作りそれをつむいで糸にする。 |