結城市の歴史 近代結城のなりたち

引用 参考書籍 結城市史 第六巻 近代現代通史編 発行:結城市  編集:結城市史編さん委員会

P721

織子 (手)の生活

機屋では近在の農家から小学校4〜6年ぐらいの娘を住み込みで雇い入れ、読み書きを教えながら

一人前の織子に育てた。見習い期間は4年ぐらいあり、その間はお仕着せと小遣いをもらい、

賃金として年間30円も出せば良い方であった。給金は、ほとんどの場合親が前借りした。見習い

期間には、彼女たちは正月と盆の二回しか家に帰らなかった。朝は7時に起床し、8時の朝食までの

一時間仕事をし、朝食をとって30分休み10時まで働いた。10時に一服したあと昼食まで仕事をし、

昼休みを一時間とったあと再び仕事にかかり、夕食のあと夜の10時まで仕事をした。毎日毎日こう

した生活を繰り返し、紬織りの技術を身につけていった。4年間の見習い期間を終えて退職する者

には、ハタシ(地機)と一反分の紬糸を渡した。引き続き勤める者は、歩合制とし、当時の標準と

しては織物の値段の一割、縞の場合には二割の賃金が支払われた(西山新二郎談)

 

<織子(手)の生活 おわり>